我が家の冷蔵庫には、ここ最近「乳酸菌ショコラ」が常備されてます。そもそもは、私の父が「これで乳酸菌を摂れるんだって」と買ってきたのが始まりで。
娘たちもチョコ大好きなので、食べてみたら意外に美味しくて。せっかく食べるなら、なんか体に良さそうーってのがいいよねというわけで、いつもあるのです。
あとは、赤いパッケージがインパクト大な「食べるマスク」も、気づけば手に取ってしまってます。
こうやって手軽に乳酸菌を摂れるお菓子や食品、飲み物が最近増えていますよね。なぜかしら…。
体によさそうという漠然としたイメージはあるけれど、そもそも、乳酸菌にはどんな効果効能があるのか、どんな種類があるのか、意外に知らなかったなぁと思いまして。
乳酸菌入りの食品が増えているワケも気になります。調べてまとめてみました。
ついでに、乳酸菌ショコラと食べるマスクの感想についても書いておきます(^^)
この記事で伝えたいこと
乳酸菌とは?どんな効果が報告されているの?
ヨーグルトとか乳酸菌飲料などで、昔からよく耳にしてきた乳酸菌という言葉。
いったい、乳酸菌とはなにか?、一言で言えば、「糖を食べて乳酸を作る微生物」のことです。
人間や動物の体の腸や皮膚にもともと存在する菌で、腸に来た糖を食べて乳酸を作り、腸の働きを整えたり、体脂肪を軽減したりといった働きをします。
また、自然界でも土の中、空気中に普通に存在しているもので、例えば、なにも菌を入れていないのにお漬物が出来るのも空気中の乳酸菌のおかげ。
最近、手軽に取れる乳酸菌食品として注目されている乳酸菌キャベツ(ザワークラウト)も、
ただキャベツを切って手でかき混ぜるだけで、特に菌を入れなくても作れるのは、もともと空気中や人の皮膚表面にある乳酸菌の力があるからなんです。
そして、乳酸菌を摂ることで、
・腸の調子が整う…整腸作用
・風邪を引きにくくなる…免疫を高める作用
・ダイエットにつながる…体脂肪を減らす作用
といった効果が得られることがわかっています。
種類によって違う~乳酸菌の効能の例
乳酸菌には、さまざまな種類があり、健康や美容への効果は種類毎に異なります。
- 美肌対策…肌のハリや乾燥によいもの
- ダイエット…体脂肪をたまりにくくする役割
- 便秘、整腸対策…便通の改善に効果的なもの
- ストレス対策…イライラによる胃腸ストレスも軽減
- ピロリ菌対策…胃がんの危険因子を減らす
- アレルギー対策…花粉症、アトピーなどを改善したい
- 感染症を予防する…免疫力Up インフルエンザ対策も
LK-117
K-1乳酸菌
乳酸菌H61株
ラクトコッカス
ラクチスH61株
ガセリ菌SP株
スマート乳酸菌
RO37乳酸菌
LP28
Bb-12
LB27菌
BE80
LB81乳酸菌
クレモリス菌
B.ビフィダムY株
プレミアガセリ菌CP2305
植物乳酸菌SN13T株
LG21乳酸菌
乳酸菌LA-4
植物乳酸菌SN35N株
L-55乳酸菌
LGG乳酸菌
L-92乳酸菌
EC-12株
K-2乳酸菌
乳酸菌シロタ株
ラブレ菌
プラズマ乳酸菌
シールド乳酸菌M-1
乳酸菌1073E-1株
最近「乳酸菌入り」の食品が増えているのはなぜ?
乳酸菌が入っているものとして真っ先に思い浮かぶのがヨーグルト。他には、キムチや糠漬けなどの発酵食品が挙げられますね。
どれも放っておくとどんどん発酵が進んでしまい、すっぱ味が増していってしまいます。
買ってから2週間くらいたったキムチが、最初よりも酸っぱくてびっくりした…という経験ありませんか?(管理人はあります^^;)
キムチやヨーグルトの中に入っている乳酸菌は、生きていて活動しているタイプの乳酸菌。
生きているからこそ、糖を食べてどんどん乳酸を作り出すので、結果的に酸っぱくて食べられなくなってしまうということなのです。
でも、最近よく見かける「乳酸菌入り」の食品って、放っておいても酸っぱくなりません。
なぜかというと、こういった食品に入っている乳酸菌は「死菌(死んでいる菌)」で、糖を食べて乳酸を作るという活動をしていない菌だから。
乳酸菌で整腸作用を期待するには「生きたまま腸に届く」ことが重要だったのですが、免疫力を高めたり、アレルギー対策する乳酸菌は「死菌」でも効果的ということが分かったのだそう。
これならば、どんな形でも使えます。
チョコやタブレットなどの乾いているお菓子でも、ドレッシングやプリンなどの湿ったものでも、グラタンやスープなどの加熱して食べるものでも、効果を発揮できるということ。
最近乳酸菌入りの食品が増えている背景には「死菌でも免疫関係には効果があり!」という発見があるのです。
ビフィズス菌と乳酸菌は違うの?
ヨーグルトなどでよく目にする「ビフィズス菌」と「乳酸菌」。
ビフィズス菌も、乳酸菌も、糖を餌にして酸を作り、腸の中の悪玉菌を抑える働きがあります。
どちらも同じようなものに見えますが、実際には異なる性質を持っています。
ビフィズス菌は、酸素に弱い性質があるので、酸素がない大腸の中でしか活動できません。
対して、乳酸菌は酸素があっても生きられるもの。どこでも活躍できるのが特徴です。
おおざっぱにいえば、「ビフィズス菌は大腸のみ、乳酸菌はどこでもOK」ということです。
乳酸菌ショコラの感想…全然”乳酸菌”っぽくないぞw
では、最近話題になっている乳酸菌ショコラを食べた感想をお話します。
箱の中から取り出してみると、見た目はごく普通のチョコレート。
乳酸菌と言えばヨーグルトという先入観があり、このチョコもヨーグルトっぽい風味があるのでは?と思いつつ口に入れてみました。
普通に口の中で溶ける、普通のチョコレート。イメージ上の乳酸菌のようなヨーグルト風味は一切なしで、意外でした。
死菌の乳酸菌は、まったく味もにおいもないのが特徴です。だから、どんなものに入れても味を変えることなく手軽に乳酸菌を摂れるということ。
これを食べたから、すぐに何か効果を認めた、ということはなかったですけど。
美味しく食べられるので、続けやすいのが良いなと思いました。
食べるマスクの感想 シュワシュワ感が良い感じ
初めてスーパーマーケットで見たとき「え!?食べるマスク!?どういうこと?」と、かなり疑問がわいてしまいました。
食べるマスクということは、つまり、インフルとかウィルス性の病気から、口元を守ってくれるということ?と。
実際はそうではなくて、シールド乳酸菌という、免疫効果のある乳酸菌を入れていることで、
「マスクをしているときみたいに、病気から守ってくれますよ」ということでした。
食べてみると、口の中でシュワシュワシュワと音を立てます。
味は、完全にヨーグルトです。炭酸のヨーグルトを飲んだ後みたいな、すっきりさわやかな後味でした。
疲れているときにサッと食べると、調子が上がります(気分の問題かも)
最後に
意外とよくわかっていなかった乳酸菌。
イメージとして、ただ、「お腹によさそう」という程度でしか認識していなかったのですが、
種類によってさまざまな効果が期待できるということがわかりました。
乳酸菌ショコラや、食べるマスクなら、ちょっとした隙間時間に食べることも出来るし持ち歩きも楽!
せっかくお菓子やジュースを飲むなら、美容や健康に良い乳酸菌入りのものを…と意識してみるとよいですね。