きれいになりたい美容コラム

半身浴に美肌効果はないってホント?《入浴に期待すべき効果って?》

入浴
1日の最後のリラックスタイムとしてお風呂にゆっくりとはいる…贅沢な時間ですね。
1時間ほど半身浴をしながら美肌ケアしている方もいらっしゃることでしょう。

でもちょっと待って…湯船に長く浸かることが、必ずしも美肌つながるとは言えないということはご存知ですか?
ここでは、半身浴と美肌との関係についてまとめます。

長時間の半身浴で新陳代謝を高める…ということはない

美容に詳しいタレントやモデルさんの間で「半身浴」が話題になって以来、日ごろの美肌ケアやダイエットを目的として半身浴をしている女性も増えています。

湯船のお湯をみぞおちよりも低い位置までためて、38℃程度のぬるま湯にゆっくりとつかるという方法ですね。あなたも試したことがあるかもしれません。

でも、実を言うと半身浴で代謝が良くなるという期待は持てません。新陳代謝を高めるならば体の外側からお湯で温めることよりも、適度な運動をしたり食事を改善することの方が大切なのです。

そもそも、半身浴は生活習慣病の方が入浴中に亡くなるのを防ぐため、血圧を安定させながらお風呂に入る方法として注目されていたもの。新陳代謝を良くするという意味での効果を求めて考えられたわけではありません。

半身浴によって毛穴が開いて汗がたっぷり出て、デトックス効果があるとも言われていますが、これも本当は正しいとは言えません。毛穴から出る汗は水分や塩分、アンモニア、だけであり、体の中の汚れや体の老廃物が出ていくということはないんですよ。

長く浸かっていることで汗が出て痩せた!という声もありますね。でも、汗が出るということ=ダイエットとも限りません。痩せたというのは、半身浴によるものというよりは、食事面や日ごろの運動などの総合的な理由とも考えられます。

本当のところは、半身浴の消費カロリーは100キロカロリー程度。ダイエットには効果がないかも…というのがお分かり頂けるかと思います。

半身浴を長時間しているのに、全然汗をかかない、お肌がきれいにならない、痩せない!とお悩みのあなた。肩が出てて寒いし、暇だけど美肌デトックスしたいからガマンガマン…なんて無理してこだわる必要はないんですよ^^

冷え性には、ぬるま湯でじっくり入るのがいいとは限らない

美肌からは話が逸れますが、冷え性だから半身浴をしているという方もいらっしゃるかもしれません。熱いお湯に浸かると肌表面だけが暖まって、体の芯は冷えたまま。だからこそ、冷え性の人はぬるま湯でじっくりと暖まった方が良い、という声も聞かれます。

確かに、湯船のお湯につかることで暖まることは出来ます。でもそれは、お風呂あがりのせいぜい十数分の間暖まっているという程度しか続きません。

冷え性の根本的な解消にはつながらないだけでなく、寒い冬に肩を出して半身浴をすること、ぬるま湯に長い時間浸かることは、逆に冷えを招いてしまうことも。風邪を引いてしまう恐れもないとは言えませんよね。冷え性の方は、半身浴がおすすめ!とは、やはり言えないのです。

入浴に期待するのは「ストレス解消」と「リラックス効果」

入浴の目的は、美肌作りやダイエットではなく、ストレスの解消とリラックス効果を得ることです。それも、半身浴ではなくて全身お風呂に浸かってOK。温かいお風呂に全身で浸かることで、筋肉が暖まって緊張がほぐれます。その結果リラックスしたりストレスが軽減されたりといった効果があります。

美肌やダイエットをするならば、毎日の生活習慣や食事、運動の見直しをして行った方がずっと良いのです。

ちなみに、お風呂から上がったら30分以内にお布団に入るのがおすすめです。温まった体温は30分を経過する頃にはだんだんと下がっていきます。温まった体温が下がっていく過程が入眠には最適。意外にスッと眠れます。リラックスした上で、寝つきが良くなれば睡眠の質が上がりますよね。それが、結果的に美肌へ良い影響がある、と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

ぬるま湯での半身浴に1時間もかけて、睡眠時間が減るよりも、普通の温かいお湯に15分程度全身で入って、成長ホルモンが出る夜中の12時ころに眠りにつく方がお肌にはずっと良いのです。

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